福岡県司法書士会総会!
こんにちは。司法書士の岩永加寿美です。
5月は総会シーズンです。
所属している様々な会の総会が開催されます。
その中でも私の生業としております、司法書士として所属している会の総会ですから
会の動向については、日頃の仕事にも関わってくることですのでスルーできません。
特に今回の総会には、会員から提案された議案について、
福岡県司法書士会の会員としてどのような決議をするか?
ぜひ議論を聞き、判断したいといつもとは違う思いで出席しました。
議案は「立憲主義に反する違憲の安保法制法の廃止等を求める決議(案)」です
一見してわかるように、政治的意味を含む問題に関して、
福岡県司法書士会が団体の総意として
安保法制法は違憲だ〜だから反対する!!と決議するということになります。
司法書士は法律ダ〜ということからすると、
もちろん憲法問題には無関心という訳には行きません。
しかし、この問題を県会の総意として決議することで、
国会に意見を申すとか、何らかの運動をするということになれば、
県会は、政治的な色合いが強くなります。
司法書士会は強制入会制であり、このような個人の意見が分かれるような政治的問題に対して
色がつけたられると、1会員としてもやりづらくなるのでは?と考えます。
私は、資格者個人としての思想信条は自由であるべきだと思いますが、
司法書士会のような団体は、どちらかに偏るようなことはあるべきでないと
考えます。
だから、このような議案が総会に提出されて決議されることに反対です。
(反対の決議も中立ではない気がします)
提案者の意図も分かりかねる部分も多く、総会の資料が届いて2週間…
大事な問題なのに、このような短い期間では議論も尽くせず、採決されてしまうことに
提案者の総会という場での戦略的な意図を感じざるを得ません。
結果は…..事前の会員掲示板での議論による意識の高さからか!?
出席しない会員の委任状による意思表示の結果なのか、
議案については否決されました。
先ほども書きましたが、可決も否決も色がついてしまうという結果からすると、
私的には本意ではありません。