ブログ「ひと葉日記」

成年後見人のお仕事

こんにちは。司法書士の岩永加寿美です。

週末にかけて台風12号が九州に上陸するかも!?ということで、相変わらず天気は安定しません

 

わたしは、とある方の成年後見人に就任しています。

成年後見人のお仕事は、本人の財産管理や身上看護ということになるのですが、

具体的には、ご本人が安心して暮らせるように住環境であったり、日用品の購入やヘルパーさんを手配したり、

毎月の収入から必要な経費などの支払いであったり、役所等への各種の届けなどなど・・・

ご本人は病院に入院しているので、生活面については、何かあったときには病院やヘルパーさんからのリクエストや催促があるので、その都度対応すればいいですし、

支払いなどは、銀行引き落としなどにしておけば安心です。

 

しかし、役所の各種手続についてはそうはいきません!毎年や数年毎の更新手続を忘れると・・・・給付金の受給や各種の減額措置が受けられなくなることも・・・

一番困るのは、各種書類を揃えて1週間以内に提出!!とか早めに書類を送ってくるのはいいけど、○月の日付書類を添付して~などの細かい指定があるときなんです。

だから、わたしのデスクのカレンダーには、○日~○日の間に△書類取得!といった付箋がいっぱい貼ってあり、毎日チェックしています。

更に困るのは、法律の変更に伴って新たな提出物が増えたりしたら、それこそ大変!!また、役所から送られてくる行政文書はとにかく漢字だらけで、名前が長ったらしい

途中で読む気を失ってしまいそうな・・・

わたしが言うのもなんですが、行政の文書は、もう少し分かりやすい日本語と文章表現に出来ないのでしょうか?

文章を羅列するのではなく、チェックリストや見本などがあると、担当部署への問い合わせの電話や提出書類の間違いなどが減らせて、利用者も行政もスムーズにいくのでははないでしょうか?

 

さて、そんなことを思いつつ昨日は、被後見人の入院する病院へ

3年に一度の障がい程度区分認定手続で本人の状況確認の立ち会いです。

 

今回から、その際に新たに「サービス等利用計画」を市役所から指定を受けた相談支援事業所に作成をお願いしなければならなくなりました。

被後見人の場合、入院先の市と申請をする市が離れているため、どこの事業所にお願いをすればいいのか?

わけもわからず、わざわざ来てもらうのも大変だからと入院先の相談支援事業所へ電話をしてみると

「担当者が7月で代わるので難しい」「専門の担当者がいないので出来ない」「依頼数が多くて出来ない」という返答で全滅

ある事業者では、「申請する市への出張費がかかるが、負担してもらえるのか?」というような誤った案内があったりと

一体どうなっているのか????

もし計画が作成してもらえなければ、今まで利用出来ていたサービスが自費になる??

とんでもない!!!

計画書を作成するにも1,2日で出来るわけもなく、締め切りは迫るでやむなく申請する市の担当部署に相談したところ、

「○○事業所に手配しておきました!いちどお電話だけ入れてください」とあっさり手配が完了~

最初からそうすればよかったのね

 

それにしても、障がい者に対する法律や制度や毎年のように変わるので、ホントわかりにくいです!って思っているのは私だけではないはず・・・

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