障がい者の家族の思い
こんにちは。司法書士の岩永加寿美です。
台風12号は、九州直撃か!?と言われていましたが、昨日夜に熱帯低気圧になったとか
今日も気温は35℃越えの暑さ外に出ると息苦しいくらい
先日、私が後見人をしているNさんが入院してる病院で「家族研修会」が開催されるということで、行ってきました。
まずは、ドクターの講話「重症心身障害者の年長化による疾病や事故」ということで、
医療の発達によって、重症心身障害者の高齢化が進んでいる現状。
この病院でも一番多い世代は40代、上は70代の方までいらっしゃるのそうです。
しかし障害者ならではというか、突然に容体が急変することも多いのだとか・・・
容体が急変した場合には、ドクターが治療について、例えば輸血や手術、人工呼吸器を付けるのか?
などを親族に尋ねるため連絡をとろうとするが、とれない場合があることや、
もともと親族がいない場合には、第3者後見人がいる場合でも医療行為の同意を求めることは出来ず、判断に困るケースなどが多くなっているのだとか・・・
実際問題として、入院している障害者が高齢化しているということは、その親は更に高齢ということになり、
親の方が先に・・・ということも想定して早めに託せる人を頼むなどをしておかなければいけない、などをお話されていました。
やはり、障害者医療の現場では家族の認識や決断など、家族が中心になっていることが多いと感じました。
私が後見をしているNさんも、私より10歳以上年上ですが、まだまだお元気!!というか、就任時より顔色もよく健康上の心配もほとんどなくなりました。
・・・とはいっても、やはり急な容体の変化はいつ来るか分からないということを頭に置いておく必要があるのですね。
Nさんの場合は、医療行為の承諾や判断は親族が行うことが出来ますが、さまざまな手続などが発生した場合は、私も緊急で動くこともあることは想定しておかなければなりません。
今日のお話を聞いて、人の権利やいのちに関わっているのだとなお一層緊張を感じました。