お盆
こんにちは。司法書士の岩永事務所 事務職員石飛です。
祖父の初盆で宮崎に行ってきました。
酷暑の中、親戚が集まり法要がとりおこなわれました。
読経のあと住職さんのお話しがありました。
巷ではオリンピックの話題でもちきりだが、そのような中、
天皇陛下の「生前退位」についての報道がなされました。
そんな出だしのお話しですが、さらに続けられました。
ところで「生前」って不思議ではありませんか?と。
「生前」は生まれる前と書きます。
ふだん、意味としては、「存命中」として使って
「生前中は・・」など挨拶にも使いますし、生前贈与などの言葉もあります。
確かに意味と漢字が合致しません。
仏教においては「往生」という言葉があり、お浄土へと往き仏に成ることを目的にしているとのことです。
つまり「成仏」です。
この成仏を「生まれる」と表しているとのことで、
人として生きている間は、「生前」というそうです。
なにげなく使っている言葉も奥が深いのだと、改めて実感したお盆法要でした。