お墓のはなし
こんばんは。司法書士の岩永加寿美です。
街中にちょっと大きめの真新しい制服姿の学生を見かけます。新年度、スタートの季節ですね。
昨日から続いての今度はお墓のはなしです。
講師は須藤石材株式会社の橋本直樹さんです。
とってもお若い彼なんですが、とても落ち着いてお話ししています。
お墓は先祖を祀るもの。
私ひとりの人間から10代溯ると先祖の数はナント!!1024人(°_°)
ひとりでも欠けていれば自分は存在しなかったと思うと、自分の存在が奇跡じゃないかと〜
だから、人は先祖を大切にして人が亡くなると故人を思い墓標を作った。人を送りだす儀式は、古来から大切にされてきた。
お墓には、方位があって、意味があるとか…
北ー閻魔大王の方位。鬼門。日当たり悪いのであまり好まれない。
南ーお釈迦さまの方位
東ー薬師如来の方位
西ー阿弥陀如来の方位
最近よく耳にするようになった「散骨」
骨を細かく砕いて粉状にして海や山に撒く自然葬。撒くためには骨を細かく細かく粉状になるまで砕く。その様子に親族がひいてしまう事もあるとか!?
しかも何処でも撒いていいわけではなく、ルールがあるので注意が必要。
また、九州では多いのが「納骨堂」建物等の中に複数のお骨を収める。平均20万円〜30万円と安いが建物が古くなれば改修費などは負担することになることもある!?考えもしませんでした(*_*)
最近流行りの「樹木葬」樹木の側に骨壷ごと埋め、その上に木を植える方式。目印にプレートを打ち込んだりするが、安いと思われがちだけど意外と費用が高い。樹木の維持費がかかるためだとか…霊園によってかなり違う。お墓より高くつくことも!?
分からないものですね_φ(・_・
次は一般的なお墓のはなし。地方によって、お墓の形は違う。長崎や沖縄、北海道などを見せてもらいました。お墓も地域の特色が出ますね。
日本は、石のお墓が多い。その意味は…石は劣化が少なく壊れにくい。石には神が宿ると言われているからだとか。なるほど!
お墓の費用は、土地(使用権)、墓石(墓石と外柵)、管理費(霊園による)
霊園の土地は使用権。所有権ではないので売ったり出来ないし、霊園の規則に従うことなどの制約があります。ためなんだそうです
お墓にも建売り型(規格墓)と注文型(自由墓)とあって、自由墓の方が場所もよく自由に設計ができるんだとか。因みにお墓の形には縦型の和型、横型の洋型、デザイン墓などがあるが、基本的に形の決まり事は無いというのは意外でした。
お墓は祭祀物なので、相続税の対象財産から除外されるため税金対策に買い求める人が増えているそうです。しかし、相続したお金で買う場合は控除がないため、生前に買わないと意味がないということです。
いや〜短い時間でも沢山の事を知ることが出来た有意義な時間でした。
なかなか好評なセミナーだったので、次回の話も出ています。
興味のある方は、当事務所にお問い合わせください。
決まり次第、お知らせします!
あっ!わたしは「相続の基本」というテーマで相続制度と遺言書のはなしをしました^ ^