飯田屋敷の大銀杏
こんにちは。司法書士の岩永事務所 事務職員石飛です。
事務所近くのマンション建設現場の一角に、「飯田屋敷の大銀杏」があります。
樹齢400年を超えるこの大銀杏は、黒田藩の家臣の飯田覺兵衛が熊本城から苗木を移植したものです。飯田覺兵衛はもともと加藤清正公の重臣で、加藤家が改易になった後
黒田長政公に客分として召し抱えられました。
加藤清正公を偲んで植えられたこの銀杏。
長い年月を経て老齢による腐朽が進行しており、現在「ひこばえ」をつかった再生治療が
行われています。
幹の空洞部にイチョウを移植し、同時に土壌再生のうえ、樹木の切り株や根本から生えてくる「ひこばえ」を大きく生育して本体と一体化させようというプロジェクトだそうです。
ゴールは50~60年後。本来の姿を取り戻していくのを見守っていきたいと思います。